『やることをやる』や『やるべきことをやる』は英語でどう表す?

私たちの日々の日常生活において、”やるべきこと” や ”やらなければいけないこと” をやる、こなしていくことはとても大事なことですよね。

では、この『やるべきことをやる』や『やらなければいけないことをやる』は英語ではどのように表すのでしょうか?

今回、いくつかのフレーズとともに『やることをやる』に関する英語を説明を加えつつ、わかりやすくご紹介していきたいと思います。

それでは、さっそく見ていきましょう!

『やることをやる』や『やるべきことをやる』は英語でどう表す?

① Do what to do

② Do what one have to /need to/ must / should / gotta do (one = 主語)

③ Do what has to / needs to / must / should be done

④ Do one’s job (one’s = 所有格)

⑤ Do first things first

①~⑤まで様々な表現がありますが、それぞれ一つずつ見ていきましょう。

① Do what to do

Doは『~する』という意味で、what to doは『やるべきこと、するべきこと』という意味の表現になります。

そして、Do what to doで『やるべきことをやるするべきことをやるやることをやる』といった意味になります。

Do you know what to do?

やるべきことをわかっていますが?

I know what to do.

やるべきことがわかっています。

I’ve just finished my work early but I don’t know what to do now. 

仕事が早く終わったんだけど、今から何をしようか。

※ what to doは文法的に言うと、名詞句というものになりますが、文法用語は、特に会話などにおいては、そこまで気にする必要はないので ”そんなのがあるんだぁ~” ぐらいで大丈夫です。

② Do what one have to / need to / must / should / gotta do (one = 主語)

まず、それぞれたくさんの言い方があるので (have toやneed toなど、いろんな助動詞を使った言い方があるので)、一度整理してみます。

Do what one have to do

Do what one need to do

Do what one must do

Do what one should do

Do what one gotta do

それぞれ❶~❺まで5個言い方がありますが、

❶~❸のhave to、need to、mustを使った表現に関しては『しなければいけないこと』や『する必要があること』を表しており、

Do what one have to / need to / must doで、『しなければいけないことをするする必要があることをする』などといった意味で使います。

また、oneに関しては主語を表しますので、例えば、主語がI (私) になった時には、Do what I have to doとなり『私がしなければいけないことをする、私がする必要があることをする』といった意味になります。

have toとneed toとmustの使い分けや違いについては、ここで説明すると長くなるので、気になる方はこちらで確認してみてください。

I know what I have to do now

私は今やらなければいけないことをわかっています。

I just do what I have to do.

私はただやらなければいけないことをやっているだけです。

また、do what one have to doなどの動詞にあたる、一番最初のdoを他の動詞に変えて文章を作ることもできます。

When you grow up, you have to know what you have to do, because nobody will tell you.

大人になったら、やるべきことを自分たちで理解していなければいけません。なぜなら、誰も教えてくれないからです。

We need to do what we need to do today.

今日やるべきことは今日のうちにやる必要があります。

I should not put off what I must do.

やるべきことは先延ばしにしてはいけない。

そして、❹のDo what one should doは、should『~すべき』といった『当然や当たり前に果たさなければならないこと』というニュアンスを含んだ義務を表しており、Do what one should doで『すべきことをするやるべきことをやる』といった意味になります。

Do what you should do before you go out.

やるべきことをやってから出かけなさいね。

❺のDo what you have got to doは、have got to (~しなければいけない)という義務を表し、have toと同じ意味になります。そして、意味は『しなければいけないことをやるやることをやる』といった感じで使われます。

※ have got toとhave toの違いについて厳密に言えば、have got toはhave toよりも、よりカジュアルでくだけたニュアンスを含んでおり、have toはより丁寧で、フォーマルで書き言葉などにおいてはこっちがよく使われます→ただ、そこまで違いはないので、特に普段の日常会話においては意識して使い分けたりする必要はなく、同じと思ってもらって大丈夫です^o^ )

また、have got toは日常会話などにおいて、よく、got togottaなどといった省略短縮形が使われることが多いです。

というより、ほとんどgot toもしくはgottaが使われます。

got toはhaveを省略しただけでわかりやすいですが、gottaに関しては、got toをさらに、want toをwannaに一語に短縮するのと同じように、got toを”グシャッ” と一語にまとめた、短縮したものになります。

gottaはhave got toの省略形であるgot toをさらに短縮したものなので、かなりカジュアルで、くだけた表現になります。

ですので、日常会話において使う際には、親しい間柄同士 (家族や友達など) で使うぐらいがベストかと思います。

gottaの発音に関しては、日本語表すと’‘がぁラ”が一番近いかと思います。

If you don’t want to regret it later, you better do what you have got to do now.

あとで後悔したくないなら、今やるべきことをやったほうがいいよ。

If you do what you got to do every day, you’ll be alright.

やるべきことを毎日やっていれば大丈夫さ。

Just do what you gotta do

やるべきことをやるだけだ。

③ Do what has to / needs to / must / should be done

has toとneeds to、must、shouldの違いについては前で説明しているので、ここではわかりやすくシンプルに説明するために、has to一つに絞って説明していきたいと思います。

whatは『やること』を表しており、それが、has to『こなされなければならない』と合わさることで、

what has to be done『こなされなければいけないこと』

つまり、『やるべきこと』という意味になります。

そして、Do what has to be doneで『やるべきことをやるやらなければいけないことをやる』といった意味になります。

いまいち説明を聞いてもよくわかりにくいという方がいるかと思いますが、ここに関しては、もう文法や成り立ちなどは気にせずに、このまま文の形のまま、そのまま覚えてしまった方が早いです。

※ doneには『終わった、終了した、果たした、やり遂げた』といった意味があり、ここでのdoneは、これらの意味で使われています。

ちなみに、なぜ、Do what have got to / got to / gotta be doneがないのかと疑問に思われる方もいるかもしれません。

確かに、それは文法的に間違いではありませんが、ネイティブにおいてはあまり、というより、ほとんど使われることがないためここでは省略しております。

Don’t stop now, you do what has to be done.

今やめてはいけないよ、やるべきことをやるんだ。

10 doing what needs to be done before 2020.

2020年までにやっておくべき10個のこと。

I do what must be done anyway.

私はとにかくやらなければいけないことをやります。

We can’t stop here, we should keep doing what should be done.

ここでやめてはならないよ、やるべきことをやり続けるんだよ。

④ Do one’s job (one’s = 所有格)

この表現に関しては、比較的知っている人が多いのではないかと思います。

jobには『仕事』という意味以外にも、『やるべきこと』といった意味があり、

Do one’s jobで『やるべきことをやる』という意味になります。

”one’s = 所有格” に関しては、my (私の)やyour (あなたの)、his (彼の)、her (彼女の) のようなものを表します。

I just do my job every day.

私は毎日やるべきことをやっているだけです。

I’m just doing my job.

私はただやるべきことをやっている、こなしているだけですよ。

I just did my job and that’s it.

私はただやるべきことをやっただけ、それだけですよ。

I was just doing my job at that time.

私はその時、ただやるべきことをやっていただけですよ。

Just do our job and go back home.

やるべきことだけやって帰りましょう。

⑤ Do first things first

いよいよ、本日、最後にご紹介する英語になります。

こちらの表現はあまり見かけない表現なので、知らない方が多いかもしれません。

first things firstで『大事なことをまず第一にやる、重要なことを真っ先にやる』といった意味のフレーズになります。

最初のfirstは形容詞の『最初の』を表しており、things (もの、こと) にかかっています。

そして、first thingsで『最初の物事』つまり、” 一番最初にやること、やらなければいけないこと” 言い換えると、『大事なこと』や『重要なこと』を意味します。

そして、最後にあるfirstは副詞の『最初に』という意味で、文章全体にかかって、Do first thingsにfirstが付くと『最初に大事なこと重要なことをやる』となります。

Just do first things first always.

大事なことをまず第一に必ずやりなさい。

It’s very important to do first things first.

重要なことをまず第一にやることはとても大切なことです。

We have to make a plan to do first things first.

大事なことを第一にやるためには計画を立てなければなりません。

本日はここまでになります。

みなさん、今日の内容は少し濃かったかと思います。

一度で全てを覚えて使いこなすのは難しいかと思いますので、何度も繰り返し読んで、一つずつゆっくりと、確実にものにしていきましょう。

それでは、本日は以上となります。

みなさん、おつかれさまでした。

それでは、おやすみなさい。

また明日。