インターネットやSNSなどで何かが急速に広まって話題になることを『バズる』と言いますが、
みなさん、これを英語で何と言うかご存知でしょうか?
海外でも同じように『バズる』を意味する英語がいくつかありますので、今回、それらを説明を交えながらご紹介していきます。
インターネットやSNSが普及した時代において『バズる』は間違いなく重要な言葉の一つかと思います。
ですので、これを機にしっかりと英語でも押さえておきましょう。
それでは、さっそくいきますよ!
『バズる』は英語でなんて言う?
go viral
make a buzz
become (very / extremely) popular
become trending
spread fast / rapidly /quickly / widely
それでは、1つずつ説明していきますね。
go viral
日本語で言う『バズる』を表す、最も頻繁によく使われている英語がgo viralになります。
『バズる』は英語でgo viralと覚えてもらってもいい、それほど有名でインターネットやSNSなどでよく使われている言葉になります。
goは後ろに状態を表す形容詞を取るときには、go ~ (形容詞)で「~になる」となります。
viralは「ウイルスの、ウイルス性の」という意味になり、
go viralで『ウイルスになる、ウイルス性となる』つまり、ウイルスのように急速に蔓延して、伝染していくかのように広まっていき話題になることから『バズる』を表すことができます。
That video went viral so quicky.
あの動画は一瞬にしてバズった。
My tweet went viral.
ツイートがバズった。
make a buzz
makeは「~を作る、作り出す」という意味になり、
buzzは日本の『バズる』の『バズ』の部分の由来になっている英語であり、意味は『蜂やハエなどがブンブン飛ぶこと、蜂がブンブン飛ぶ音、がやがや言うこと、ざわめくこと、ざわつくこと』などとなり、『バズること』を意味します。
そして、buzzは数えられる名詞 (可算名詞) なので、buzzの前にaをつけて、
make a buzzで『蜂やハエなどがブンブン飛ぶような音を作り出す、ざわめかす、ざわつかせる』つまり、『バズる、バズらせる』を表すことができます。
ちなみに、もうお気づきかとは思いますが、『バズる』とは、もともと、蜂やハエなどがブンブン飛ぶ、飛んでいることを例えにして、あることが広まり話題となり、人々がざわついている様子を表しており、そこから英語のbuzzに「る」をつけて日本語化することによって、今日使われる『バズる』という言葉ができました。
また、go viralとmake a buzzには多少の微妙な違いがあり、go viralは先ほども説明したように、ある物事がウイルスのように伝染して広い範囲で広まっていくのに対し、make a buzzはgo viralほど必ずしも広く広まることは指していないことがあります。それが、一部の層に受けて話題になるといったニュアンスです。
ただ、go viralとmake a buzzの違いについては、人によって捉え方や認識が異なるため、必ずしもそれが正しく当てはまる定義というわけでもないため、結論、”go viralとmake a buzzは『バズる』を表す英語なんだな” というぐらいで十分かと思います。
He’s very good at making a buzz on the Internet.
彼はインターネットでバズらせるのが得意です。
YouTubers are always trying hard to make a buzz.
YouTuberの人たちはバズらせようといつも必死です。
become (very / so/ extremely) popular
becomeは「~になる」でpopularは「人気な、人気の」を意味します。
そして、become popularで『人気になる』という意味から、『バズる』を表すことができます。
特に、大きくバズるなどを表したい場合、very 「とても」や so「とても、かなり」extremely「とても、すごく」などの、程度の強調を表す副詞をつけることができます。
また、becomeの代わりにgetを使っても大丈夫です。(getはbecomeよりも、くだけた表現になります)
One of my video on YouTube became so popular.
YouTubeにアップした動画のうちの1つがバズった。
become trending
trendingは名詞で「トレンド、トレンドになっているもの」を意味します。
そして、
become trendingで『トレンドになる』という意味になり、『バズる』を表すことができます。
※ ちなみに、becomeは後ろに状態を表す名詞と形容詞と過去分詞を取ることができます。
That place’s sweets became trending on social media.
あのお店のスイーツがSNSで話題になった。
This brand’s cosmetics are becoming trending among young women.
このブランドのコスメが若い女性の間で流行り出している。
spread fast / rapidly /quickly / widely
spreadは「広がる、、広まる、普及する」といった意味になります。
fastとrapidly、quicklyはどれも「素早く、すぐに、急速に」といった意味になります。
widelyは「広く、大きく、広範囲に」という意味になります。
そして、spreadにそれぞれ、fast、rapidly、quickly、widelyをつけることで、『素早く急速に広まる、広範囲に広まる』という意味になり、『バズる』を表すことができます。
spread fast / rapidly / quickly と spread widelyはどちらも『バズる』を表しますが、特徴がそれぞれ「素早さ」と「広範囲」と異なるため、素早さを表したい時にはfast / rapidly / quicklyを使い、「広範囲」を表したい時にはwidelyを使うと良いでしょう。
また、「素早さ」と「広範囲」をどっちも表したい場合には、spread fast and widelyなどと言うといいでしょう。
That unique advertisement spread quickly.
あのユニークで独特な広告はすぐに広まった。
本日は以上となります。
それでは、みなさんおやすみなさい。
また明日!
『炎上』に関する英語についても知りたいという方はこちらをどうぞ。