at the same timeは『同時に』だけではなかった!?詳しく解説します!

みなさん、at the same timeには『同時に』という意味がありますが、実はそれだけではないということはご存知でしょうか?

これ、意外と知られていない方が多いのではないかと思います。

『同時に』という意味だけを使っていると、実際、日常会話において、いまいち意味がはまらない、ニュアンスがしっくりこないなどといったことが起こります。

そこで、今回、それぞれの意味と使い方についてご紹介します。

at the same timeの意味と使い方の解説

at the same timeの意味は主に3つあります。

1つ目は、

みなさんご存知の『同時に』の意味になります。

このat the same timeは2つ以上の何かが同時にあったり、起こったりする場合に使われます。

実際に例文を見ていくと、

He is a comedian and a famous author at the same time.

彼は芸人でありながらも同時に有名な作家である。

芸人と作家という2つの肩書きが同時に2つあることを表しています。

He is taking a shower and at the same time he is singing.

彼はシャワーを浴びながらも同時に歌を歌っている。

シャワーを浴びるという行為と歌を歌うという行為が同時に起こっていることを表しています。

We arrived at school at the same time.

私たちは同時に学校に着いた。

私たちという二人以上の人が同時に学校に着くという行為が起こったことを表します。

※ ポイントとしては、同等、もしくは同じようなもの・ことなどが並列して起こっているととらえてもらうとイメージが掴みやすくなります。

2つ目は、

at the same timeを文字通りそのまま訳した、『同じ時間に』という意味になります。例文を見ていきましょう。

He wakes up at the same time everyday.

彼は毎日同じ時間に起床します。

Please come again at the same time and place tomorrow.

また明日、同じ時間、同じ場所に来てください。

※ ポイントとしては、このat the same timeは、文章の流れや文脈などから、明らかに時間について述べられている場合に使われるということです。

ここまでは、知っていたという方も多いかと思います。

それでは、最後に3つ目をご紹介します。

at the same timeの最後の意味は『その一方で』という意味になります。

意外!っと思われた方も、すでに知っていたという方もいるかと思います。

初めて知った方は、ここでしっかりと学び、

もうすでに知っていたという方は、今一度、この機会に復習しておきましょう。

それでは、例文を見ていきましょう。

I really want to go for a drink tonight but at the same time I’m broke right now.

今夜飲みにいきたいのだが、その一方で今は金欠です。

I’m brokeには『金欠である』があります。

He is very good at his work but at the same time he is often late.

彼はとても仕事ができるのだが、その一方で彼はよく遅刻する。

It took so much time to finish this work but at the same time I’m very happy that everyone loves it.

この作品を作り上げるのにかなりの時間がかかったが、その一方で、みんなが気に入ってくれて本当に良かった。

I am very nervous but at the same I am very excited now.

私は今とても緊張しているんだけど、その一方でワクワクもしている。

例文をみていくうちに気がついた人もいるかと思いますが、このat the same timeの手前には全てbutがあることに気づきます。

つまり、

3つ目の『その一方で』のat the same timeを使うときには、butを手前に置くということになります。

そして、このat the same timeが来るときには、接続詞であるbutとセットで用いられ、後ろには主語と述語がセットの文章を置きます。

”主語・述語など言われたらややこしい” と感じる方は、butとat the same timeはセットで『その一方で』とそのまま覚えてもらっても基本的には大丈夫です。

以上となります。それでは、また明日!