『できるだけ』や『可能な限り』『なるべく』これらは英語でなんて言う?攻略法と合わせて解説!

私たちの日常生活において『できるだけ』『可能な限り』『なるべく』など、これらの言葉はよく使われているかと思います。

では、これらは英語圏ではどのようにして表現されているのでしょうか?

海外でも非常によく使われていますので、しっかりと理解して使いこなせることが大事になります。

そこで、今回、これらの言葉に関する英語をまとめましたので、最後まで読んで使いこなせるようにしておきましょう。それでは、いきましょう!

『できるだけ』『可能な限り』『なるべく』って英語でなんていう?

まずは、英語には、”これから紹介する3つの表現があるのだ”ということを理解してもらえたら大丈夫です。

①as ~ as possible

②as ~ as S can

③I try to~

それでは、これから①~③まで1つずつじっくりと見ていきましょう。

①as ~ as possible

可能な限り~、できるだけ~、なるべく~ (~は形容詞か副詞になります)

asには『~と同じくらいに、同じ程度に』という同等を表す意味があり、

as~as possbleは ”possibleと~が同じくらいに、同じ程度に同等である” ことを表しており、

possibleが『可能な、可能である』という意味なので、

直訳して ”~は可能であるのと同じくらいに、同じ程度に同等である”

つまり、

可能であるのと同じくらいということは、言い換えると、’’可能な限り、できるだけ、なるべく’’といった意味になるので、

結果として、as ~ as possibleは『可能な限り~、できるだけ~、なるべく』の意味になります。

ここらへんは文法の話になるので、実際に言葉だけで理解するのはむずかしいかと思います。

攻略のポイントは、文法などはとりあえずいったん全て置いて、まずは、そのまま形で覚えてしまうということです。

そのためには、まずas~as possibleを使っている例文をいくつかそのまま覚えてしまいます。それから、似たような英文を自分で作ってみて、実際に会話などにおいて使ってみることです。

それを繰り返していくうちに、無意識に使いこなせるようになっていきます。

ですので、まずは文法などの細かいことはいったん置いといて、実際にas ~ as possibleが使われている文章の中で慣れていきましょう。

(文法はその後からでも、全然大丈夫です。むしろ、使いこなせるようになってからの方が理解が早いです。)

それでは、実際にas ~ as possibleを使った例文をいくつか用意しましたので、まずはこれらのうちのいくつかを暗記してみることから始めてください。

I’ll come back as soon as possible.

できるだけ早く戻ります。

soon 早い

as soon as possible できるだけ早く

※as soon as possibleは、それぞれの頭文字をとってASAPと表されることもあります。

I want to visit as many countries as possible.

できるだけたくさんの国を訪れてみたいです。

many たくさんの、多くの

as many as possible できるだけ多く

※as many as possibleはmanyを使っているため、後ろには可算名詞がきます。

可算名詞 数えることができるもの

I want to learn as much as possible about new things.

新しいことについてできるだけたくさん学びたいです。

much たくさんの、多くの

as much as possible できるだけ多く

※as much as possibleはmuchを使っているため、後ろには不可算名詞がきます。

不可算名詞 数えることができないもの

Please come here as early as possible.

できるだけ早くここに来てください。

as early as possible できるだけ早く

Could you speak as slowly as possible?

できるだけゆっくり話していただけますか?

slowly ゆっくり、ゆっくりと

as slowly as possible できるだけゆっくり

そのほか、よく使われる表現

as fast as possible できるだけ早く

as slow as possible  できるだけゆっくり

as few as possible できるだけ少なく

as little as possible できるだけ少なく

as clear as possible できるだけわかりやすく

as simple as possible できるだけ簡単に

攻略への道 (英語学習全般においても、大事な考え方であったりします)

①例文をそのまま覚える

②似たような文章を自分で作ってみる

③実際に会話の中で使っていく

④ ②と③の繰り返し

⑤気づいたら使いこなせているようになっている

(すでにこの時点で使いこなせるようになっているから、理解が早い)

②as ~ as S(主語) can    

これも、先ほど ①as ~ as possible で解説したところとほとんど同じになります。文法に関しては、あとからでも勉強できるので、まずは例文を覚えるところから始めましょう。

I want to meet as many people as I can on this trip.

私はできるだけ多くの人たちとこの旅でお会いしたい。

as many as S can できるだけ多くの

I will teach you English as simple as I can.

できるだけシンプルにわかりやすくあなたに英語を教えます。

as simple as S can できるだけ簡単に

Please come here as early as you can.

できるだけ早くここにきてください。

as early as S can できるだけ早く

He spoke to his students as slowly as he could.

彼は生徒たちにできるだけゆっくりと話した。

as slowly as S can できるだけゆっくりと

She practiced speaking English as hard as she could.

彼女はできる限り一生懸命に英語を話すことを練習した。

as hard as S can できる限り一生懸命に

③ try to~

最後に3つ目に紹介するのが、みなさん一度は聞いたことがあるフレーズかもしれません。日本語でもよく使われる”トライする”のTryを使った表現になります。try to~を直訳すると『なるべく~しようとする』『できるだけ~するようにする、トライする』という意味になります。こちらも、よく使われる表現なので、しっかりと覚えて使えるようにしておきましょう。

I try to teach English to you clearly.

私はなるべくわかりやすく英語を教えるようにしています。

You’re trying to study English hard everyday.

あなたはできるだけ毎日頑張って英語を勉強しようと努力しています。

We always try to respect each other.

私たちは常にお互いを尊敬し合おうとしています。

以上、これまで、『できるだけ』『可能な限り』『なるべく』を表す英語について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?

使う表現は3つしかないので、まずは覚えて、それから、実際に使っていくことで必ず使いこなせるようになります。

焦らずにゆっくりと1つずつマスターしていきましょう。

本日はここまでとなります。それでは、また明日!