Do you have timeとDo you have the timeは全くの別物だった!? 違いを徹底解説!

どちらも一見すると、同じような文章に見えますよね。

でも、実は、この2つの文には明確な違いがあります。

そして、この違いを知っていなければ、質問に対して適切に答えることができなかったり、自分が相手に対して質問するときに間違ったことを聞いてしまうことになります。

そこで、今回、この、Do you have the timeとDo you have timeの違いについてわかりやすく解説しましたので、ぜひ、マスターしていってくださいね。

それではいきましょう!

Do you have the timeの意味は?

いま何時ですか?

”いま何時ですか”は”What time is it now”なのでは?と思うかもしれません。

たしかに、それは間違いではありません。

実際に、ネイティヴの方もそのフレーズを使うことはあります。

※日常会話において、What time is it now?は What time is it?として使われることが多いです。nowをつけることで、”さっきは何時何分だったけど、今は何時何分になったのだろう” といったニュアンスがあるため、単に時間を聞きたい場合には、nowをつけずにWhat time is it?といいます。

ですが、それ以外にも、もう一つ表現があり、それが今回ご紹介しているDo you have the timeになります。

この表現は、Do you have(あなたは持っていますか?)とthe time(ここでは、時間がわかるもの、つまり、腕時計やスマホなど、時間がわかるものを表す)が合わさって、Do you have the time?(あなたは時間がわかるものを持っていますか?つまり、いま何時ですか?)となります。

日本語訳のニュアンスとしては、”いま何時かわかりますか”の方が近いです。

What time is itは尋ねる相手が時刻を知っていることを前提に”いま何時ですか”と直接的に聞いているのに対して、

”Do you have the time?”は、相手が時計やスマホなどの時刻がわかるものを持っているかを聞いた上で、遠回し的に、もしわかれば、教えてもいただけませんか?といった意味合いになるため、より丁寧な表現として使うことができます。

したがって、この表現は、ビジネスなどのフォーマルな場面においても使うことができます。

Do you have timeの意味は?

お時間ありますか?

日本語でもよく ”お時間ありますか” と尋ねる時がありますよね。これと同じ感覚です。Do you have (あなたは持っていますか) とtime (漠然とした時間そのもの) が合わさって、Do you have time? (お時間ありますか) となります。

また、have timeを使った表現がもう1つあるので、合わせてご紹介しておきます。(興味のない方はそのまま読み飛ばしても問題ないです)

have time to~ 〜する時間がある

I have time to talk with you.

あなたと話す時間があります。

I have time to go eat lunch.

昼食を食べに行く時間があります。

少しややこしくなるのですが、このhave time to~は『~する時間』という~をするための特定の時間を表すため、timeの前にtheをつけて、have the time to~と表すこともできます。(どちらを使っても大丈夫です)

この表現はそのまま意味と一緒にhave the time to~で『~する時間』と覚えてしまった方が “Do you have the time” と混乱せずに使い分けられます。

2つの違いは?

Do you have the time?

the timeは時間がわかるものを意味し、あなたは時間がわかるものを何か持っていますかという直訳から、『いま何時かわかりますか、何時ですか』という意味になる。

Do you have time?

theをつけないtimeは漠然とした時間そのものを表し、あなたは時間を持っていますかと言う直訳から、『お時間ありますか』という意味になる。

結論、theが付いているかどうかの違いであり、それぞれ、the timeとtimeの意味と違いを知っているかどうかであるということになります。ですので、これらを使い分けるためには、the timeとtimeの意味と違いをそれぞれ覚えておけばいいということになります。

実際に、どのように使われているの?

Do you have the timeを使った例文

A: Excuse me, do you have the time?

すみません、今何時かわかりますか?

B: Yes/Sure/ Let me see… it’s 1 o’clock.

はい、1時になります。

Yes  はい

Sure もちろん

Let me see ちょっと待って、確認するします

※YesとSure、Let me seeはどれを使っても大丈夫です。

A: Okay thank you.

ありがとうございます。

B: No problem.

どういたしまして。

時間を尋ねられて自分も分からなかった場合

A: Excuse me, do you have the time?

すみません、今何時かわかりますか?

B: I’m sorry I don’t know either.

ごめんなさい、私も今何時かわからないです。

A: Oh that’s no problem. Thank you.

いいえ、大丈夫です。ありがとうございます。

また、時計を持っていなかった場合などには

I’m sorry but I don’t have a watch.

ごめんなさい、時計を持っていないからわからないです。

と答えることもできます。

Do you have timeを使った例文

A: Do you have time now?

今お時間ありますか

B: Yes I have / Sure.

はい、ありますよ。/ もちろん。

時間がない場合は、

I’m sorry but I’m busy now.

すみません、今忙しくて時間がありません。

I’m sorry but I don’t have time now.

すみません、今は時間がないです。

などと答えることができます。

Do you have time after this?

この後お時間ありますか?

Do you have some time after work today?

今日仕事終わりに少しお時間ありますか?

Do you have time free tomorrow?

明日暇な時間とかありますか?

Hey do you have (the) time to go shopping with me?

ねえ、今日わたしと買い物に付き合ってくれる時間あるかな?

以上、Do you have the timeとDo you have timeについて、今回、解説してきました。

それぞれの違いがわかりましたでしょうか?

まだ、なんとなくしかわからないという方は、解説を何度も読み返していくうちに必ず理解が深まっていきますので、焦らずゆっくりと1つずつクリアしていきましょう。

また、理解ができたら、今度は実際に日常会話において使ってみてください。そうやって実際に使っていくことで、より理解が深まり、自然と使いこなせるようになるはずです。それでは、今回はこの辺で終わりとなります。

また明日!